テニスは40代から始めても全然大丈夫!レベルアップのコツやテニスを始めるメリットについて解説

テニスは40代から始めても全然大丈夫!レベルアップのコツやテニスを始めるメリットについて解説

テニスに興味のある40代・50代の方が増えています。しかしテニスは若いうちにしかできないというイメージも根強く、そこで躊躇してしまう方も少なくありません。

ですが実際にはテニスにはプロ・アマ共に年齢制限はなく、いつでも始められます。最近は30代後半をとうに過ぎても世界トップレベルで活躍する選手もいるなど、プロの世界も確実に長寿化しています。今回は、40代・50代でもテニスを始めて大丈夫なのか、40代・50代からのレベルアップのコツなどを解説していきます。

テニスは40代から始めても大丈夫?

昔から日本では、テニスは若者のやるスポーツだと考えられてきました。テニスは大学生のスポーツサークルの定番ですし、テレビなどでプロテニスの激しい試合展開を見ていると、テニスは若いうちにしかできない体力勝負のスポーツと思ってしまうのも無理はないかもしれません。

しかしながら、プロを目指すならともかく、アマチュアでプレイする上では、テニスは40代から始めても問題なく楽しめますし、実際に40代・50代からテニススクールに通い始めたという方も年々増えています。

実際に、プロの世界でも30代後半を超えても世界上位を維持し続けている選手がいます。ロジャー・フェデラー選手です。2019年、38歳ながら、ATPツアー優勝100回、ウィンブルドンシングルスで史上初の100勝を達成するなど、世界屈指の成績をアラフォーと呼ばれる年齢にして更新し続けています。

ロジャー・フェデラー選手は2020年2月に右膝の手術により一時離脱が発表されましたが、復帰を前提とした離脱であり、引退に関しては言及されていません。

40代・50代からでもテニスを始めることができる理由は?

それでは、多くのスポーツが若い頃の訓練を前提として考えられている中でテニスが40代・50代からでも始められる理由としては、どういったものがあるのでしょうか。

まずは、テニスにおいては制度的な年齢制限が存在しないことです。これはプロ・アマ両方に共通しています。プロの世界でテニスに打ち込んでいる選手には若い選手が多いですが、これは単純に実力主義のプロの世界では若い選手の方が有利であるという、ただそれだけのことです。プロの世界には、実力によってプロとして一定のランクを保持し続けなければならないという制約こそあっても、年齢による制限はありません。

また、テニスは団体競技もありますが、メインは個人競技であることも、年齢を問わないことを後押しします。例えば野球などのチーム制のスポーツでは、チームワークが大切になってくるので、ある程度メンバーの実力を揃えておく必要があります。そのためある一定程度の年齢を迎えると戦力外通告をされて引退といったこともあり得ます。それに比べてテニスはシングルスで勝ち続けていれば年齢は関係ありませんので、年齢は問われないのです。

テニスを引退する年齢に制限がなければ、始める年齢にも制限はありません。実力さえ備えていれば、かなり若くてもプロのテニスプレーヤーになれます。現在の日本最年少プロ転向選手は、14歳3ヶ月でプロ転向した辻佳奈美選手です。

テニスには生涯スポーツとしてのメリットも多い

プロのテニス界でも年齢制限がないのですから、アマチュアや趣味の世界ではそれ以上に自由度が高いです。正直、「何歳でも始められる」といっても過言ではありません。

現在、人生100年時代と言われ、中高年になってからが人生の折り返しと考えられるようになり、高齢者でも元気にスポーツを続ける人、新たにスポーツを始める人が当たり前になってきました。様々なスポーツがある中で、テニスには、中高年以降でも始められる「生涯スポーツ」として活用できるメリットがあります。

まず、テニスは個人競技であるということです。もちろん、ダブルスや団体戦もありますが、個人競技で始められるスポーツなので、他人の実力に合わせる必要がなく、自分のペースで練習することができます。テニスの基礎練習は素振りや、壁打ちと言って塀や壁などにボールをぶつけ、跳ね返ったボールを打ち返す練習が定番です。これなら、無理せず一人でもできます。

そして、日本の場合では、環境的にも快適にテニスが行える空間が充実しています。まずテニススクールが多いこと、これは日本でもテニスが人気のスポーツであるということでもありますが、スクール自体の多さと、スクールの中でも初心者から上級者向けまで年齢問わず様々なコースがあり、自分の実力や目的に合わせてじっくりと学べる環境が揃っています。

また、テニススクールやJTA、JOPなどのテニス団体の主催する大会にも、若年層から高齢者まで幅広くカバーする年齢枠が設けられており、JOPの大会では85歳以上の選手権も用意され、出場者もそれなりに多くいます。

40代から始める場合の練習のコツ

生涯スポーツとしてもメリットの大きいテニスですが、40代以降から新しくテニスを始めようという場合、上達するためには、以下のような練習のコツがあります。

怪我を防ぐために「下半身を鍛える」ことが大切

若い頃にテニスをやったことがあり基礎的な動きが身についていたり、体が出来上がっていたりという人はともかく、40代以降に新しくテニスを始める場合にまず意識しなければならないことは、「怪我をしないようにすること」です。テニスは何歳からでも始められるとはいえ、足腰の負担は必然的に大きくなりますし、肩や肘にもある程度の負担がかかります。

100年生きるとしたら40代はまだ折り返し地点にも差し掛かっていませんが、それでも若くはない体です。体が出来上がっていない段階で無茶な動きや悪い姿勢をすると、怪我を招く恐れがあります。そのため、練習の際には、フットワークトレーニングを中心に、ウォーキングやランニングを随時加えていくことで下半身周りを鍛えるところから始めます。

勿論、正しくないフォームで無茶な力がかかれば、足腰、肩肘に不要な負担がかかり、怪我の元です。コートに出る前に、フォームの練習も念入りに、みっちりと行います。

ラケットを振る際には腕で打たずに「腰」を使え

テニスのすべての基本は、球をラケットで打つ動作です。一見、強烈なサーブや強力なレシーブを行うため、腕に力を込めがちですが、腕に力を込めて打つことはテニスにおいては不必要です。テニスは遠くに球を飛ばすスポーツではないので、腕の力で打つことは余計な力がかかるだけで、不要な怪我の原因にもなってしまいます。

ラケットで球を打つ際に意識すべきなのは、腕で打たずに「腰」を使うこと。具体的にいうならば、腰の回転を使ってボールを飛ばすイメージで動くのが正解です。ボールをラケットで捉えたら、腕の力はほぼ必要ありません。あとは体全体でしっかりと軸を作って、その中心となる腰の回転で持って球を打ち返すようにすると、最も綺麗な動作になります。

まとめ

以上、40代からテニスを始めても大丈夫なのか、といったテーマについて、テニスを生涯スポーツとして捉える際のメリットや無理せず始める際の練習のコツも含めて、一通り解説してきました。テニススクールに通う高齢者の方も増えていますし、70歳、80歳以上のテニスの大会も開催されているので、中高年だからといって気兼ねせず、諦めずに、ぜひともテニスを楽しみましょう!

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