キッズから年配の方まで幅広い年代が楽しんでいるスポーツのひとつに、「テニス」が挙げられます。今回は、テニスの基本的なルールについてご紹介します。外で身体を動かして汗をかくことは、心と体の健康維持に大いに役立ちます。これから初めの一歩を踏み出そうとお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
テニスは2人もしくは4人でプレイする
テレビ中継やスポーツニュースなどでテニスをご覧になったことがある方は多いかと思います。テニスはラケットを使って、中央のネットをまたいだ向こう側にある相手陣地(コート)へとテニスボールを打ち返し、ラリーを続ける競技です。テニスは基本的に2人もしくは4人でプレイします。2人で行う1対1の試合を「シングルス」、4人で行う2対2の試合を「ダブルス」と呼びます。ちなみに、男女混合チームで行うダブルスのことは「ミックスダブルス」と呼びます。
シングルスとダブルスでは使用するコートのサイズも異なり、ダブルスのコートの方は3メートル弱横幅が広くなります。なお、ネットの高さは1センチメートル単位で規定されており、ネット両端の高さ1.07メートルに対して中央部分はやや低く(0.914メートル)となるよう細かく調整されています。
ポイントを得るには
テニスでは飛んできたボールを打ち返すのに失敗すると、相手にポイントが加算されます。自分がポイントを得るにはいくつかのパターンがあります。代表的なものとして、相手コートに入ったボールを相手がバウンド1回以内で打ち返せない、相手が打ったボールがネットを超えず自コートに入らない、相手がサーブに2回失敗する、相手のラケット以外のもの(持ち物や服など)にボールが当たるなどが挙げられます。つまり、自分がボールを打ち返す際も、必ず相手コート内でノーバウンドもしくはワンバウンドさせるようにしなければなりません。
ラリーはサーブから始まる
テニスの試合は、「サービス」と呼ばれるサーブから試合が始まります。サービスのチャンスは2本あり、そのうち1本でも相手の「サービスコート」と呼ばれる範囲内に、ノーバウンドで入ればラリーが開始となります。なお、1球目のサービスを「ファーストサービス」、2球目のサービスは「セカンドサービス」といい、サービスを打ち返すことを「レシーブ」、打ち返す人を「レシーバー」といいます。
サービス権は1ゲーム終了するまで移動せず、同じチームがサービスを繰り返すことになります。試合でポイントを得るにはサービスをする側が有利とされています。そのため、サーブの速さや正確さの向上に努めることが勝利への近道となります。
サービスの失敗条件
サービスに失敗することを「サービスフォルト」といいます。もしセカンドサービスもフォルトになってしまった場合「ダブルフォルト」となり、相手に1ポイントが加算されてしまいます。サービスの失敗例としては、サービスの際にサービスラインを踏む、ボールがネットを超えず自コートに落ちる、ラケットがボールに当たらず空振りするなどが挙げられます。なお、サーブがネットに当たってサービスコートに落ちてしまったときは「レット」となり、ペナルティなしでサービスのやり直しとなります。
テニスの勝敗の決め方
テニスの試合を進めていくうえで、欠かせない知識が「ポイント」「ゲーム」「セット」というくくりです。これらは入れ子の関係となっており、最終的に半分以上のセットを獲得したチームが試合の勝者となります。
4ポイントで1ゲーム獲得
まず「ポイント」です。サービスからラリーが始まり、失敗すると相手チームに1ポイントが入ります。そうして1ポイントずつ加算されていき、先に4ポイント獲得したチームが、その「ゲーム」を取ります。もし3ポイント対3ポイント(これを「デュース」と呼びます)になった場合、その後先に2ポイント連続で得た方がその「ゲーム」を制します。
6ゲーム先取で1セット獲得
相手に2ゲーム以上の差を付けて6ゲームを先取した方が、その「セット」を取れます。6ゲーム対6ゲームになることを「タイブレーク」といい、次のゲームで2ポイント以上の差を付けて7ポイントを先取した方がそのセットの勝者となります。
試合に勝利するのは過半数のセットを制したチーム
テニスは3セットマッチ、もしくは5セットマッチで行うのが一般的です。3セットマッチなら、先に2セットを取ったほう、5セットマッチなら先に3セットを取ったほうが最終的な勝者となります。
スコアボードの読み方
次に、テニスの試合結果の見方をご説明します。テニスの試合結果はスコアボードという表で表されます。スコアボードには数字が2行に並んでおり、横の行は各チームの得点、縦の列はセットごとに得たゲーム数を示しています。どちらかのチームが6ゲーム先取したら右の列(セット)に移り、再びゲームの進行度合いに応じてゲーム数が加算されていきます。なお、ゲーム内で獲得したポイント数はスコアボードの右端に表示されます。
ポイントの数え方
テニスの勝敗を理解しづらくしている原因のひとつが、テニス独特のポイントの呼称です。テニスにおいて、ポイントは以下のように呼ばれます。
- 0ポイント
- 0(ラブ)
- 1ポイント
- 15(フィフティーン)
- 2ポイント
- 30(サーティ)
- 3ポイント
- 40(フォーティ)
- 4ポイント
- ゲーム
0ポイント対1ポイントなら「ラブフィフティーン」、同点なら「オール」を付けて「フィフティーンオール」「サーティオール」と呼びます。なお、3ポイント対3ポイントの場合は特別に「デュース」といいます。
まとめ
今回は、テニスの基本的なルールについてご紹介しました。群馬県榛東村にあるテニススクール「SUN TENNIS CLUB」では、テニス経験のない方にも安心して通っていただけるサポート体制を整えております。スタッフ一同、技術の向上はもちろん、心身を健康に保ち人生を豊かにするお手伝いをさせていただきます。ぜひ一度見学にいらしてみてください。